商品化の様子


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商品化の様子(アロマランプ華の商品化事例)

癒しの香りでは商品企画から始まり、製造現場及び製造方法の決定の上
京都の伝統産業の製造現場を中心とした関係者との交渉や試作を繰り返し
商品化を行なっております。

いくつかの商品の中で清水焼として初となりますアロマランプ『華』の
商品化の様子をご紹介させてただきます。




~アロマランプ『華』誕生まで~

アロマランプ華は癒しの香りの事業立ち上げと同時期に商品化しました。
事業立ち上げの様子と合わせて商品化の様子を時系列でご紹介させて
いただきます。








◇商品化の動機

欧米にはアロマランプなど芳香器の上質なブランドが存在していましたが
日本では当時工業的な大量生産のものしかほとんど存在しなかった中で
欧米のブランドに負けないアロマランプが欲しいと思ったことが商品化の
きっかけでした。(商品化までの経緯はこちら)

また中国や東南アジアなどで製造した商品の危険性が高まる状況の中で
日本製にこだわりたい思いがありました。
その思いを持って癒しの香り事業を開始し、日本固有の精神性でもある
和モダンをテーマにインテリアとしても空間で調和するアロマランプ華の
商品化に向けて歩み始めました。




【2006年 8月】 

事業立ち上げ準備を開始

これまで構想してきた『癒しの香り』の事業を立ち上げるため、具体的に
動き出し準備を開始しました。




【2006年 9月】 

新商品アロマランプの企画開始

シンプルでスタイリッシュな和モダンをテーマにした国産アロマランプの
商品化に向けた企画を開始しました。




【2006年 10月】

他社アロマランプの調査

国内外のアロマランプを取り寄せや資料収集などにより業界の他社商品を
調査しました。




【2007年 3月】

展示会を視察

東京ビックサイトで「ライティングフェア」などいくつかの展示会が
同時に開催されていたので商品企画の参考に視察しました。






【2007年 4月】

打ち合わせを開始

構想した国産アロマランプはこの時期には企画案もまとまりまして
商品化に向けて協力いただき、実際に製作していただくために
京都清水焼のいくつかの製造者に話を持ちかけました。
伝統産業とアロマとの融合というまったく新しい試みになるため
請け負っていただけるに至りませんでした。
しかし実現に向けてあきらめずに継続して話しを持ちかけたところ
製作してもらえるところが決まり、商品化に向けて打ち合わせを
始めることになりました。



【2007年 5月】

試作を開始

デザイン、機能、価格などこちらの意向を伝え、製造者側の
意向も伺いながら何度も話し合いました。
いろいろな案の中から、双方で納得できる仕様に絞り込み
試作に取り掛かりました。

製作しているのはアロマランプの試作品です。
職人技によって見事に形になっていきます。





窯で焼く前の土の状態の形です。
焼くと形状が収縮します。





陶磁器を焼く窯です。
大小さまざまな窯がある中でこの窯の大きさには
圧倒されました。






【2007年 6月~9月】

試作と検討の繰り返し

一番暑い時期でしたが試作品で検討し、改良箇所を
洗い出して、また試作を繰り返しました。
製造現場を見て職人から話を聞き、私自身も
手作り現場の事情をしっかりと学びました。



安全性の確認

熱や電気を使うアロマランプで忘れてはならないのが
安全性になります。

キャンドル式と電球式の両タイプがあるためそれぞれ熱の
伝わり方や水の蒸発の早さ、また内部の空気の循環など
何度も確認し、目標とする安全性と機能性を達成するまで
デザインとの調整を検討しながら改良を繰り返しました。
また電球式のほうは電機用品安全法の基準を満たして
認可を得るための作業も併せて行ないました。





【2007年 10月】

商品名を決定

いくつかの候補の中から『華』(はな)という商品名に決めました。
華はシンプルにして日本の美を感じさせる素敵な文字だと思い
最終的にこの名前に決めました。



【2007年 11月】

最終試作を実施

知り合いのアロマサロンや専門分野のいくつか事業者の
オーナーにユーザー側としての意見を求めました。
その意見を元に最終的な改良点を洗い出し、度重なる試作は
製作者側も私自身にも負担になるところはありましたが、
最後に妥協はしたくなかったので、最終試作に踏み切りました。


価格を決定

価格についても価値を適正に伝えるために製作内容や
市場での方向性を踏まえて製作者に最終的な見積もりを
依頼して製造原価や定価を決定しました。


初お披露目

最終試作品の完成に合わせてちょうどこの時期に京都の
南禅寺で開催される展示会への出展のお話を主催者側から
いただき、11月下旬に「華」の最終試作品を出展しました。
発売を前にこれが華の初お披露目の舞台となりました。






【2007年 12月】

商品化が完了

必要な試験も実施して認可されて商品化が完了しました。
商品化のための企画や試作などの関連資料と図面が
予想以上に増していました。








◇今後の展開

商品化の過程にはいろいろなことがありましたが一つ一つを
乗り越えてたくさんのことを吸収して思い描いたとおり清水焼
としては初となり、和モダンをテーマにした安心品質の国産
アロマランプが完成しました。
ただ、これで終わりではございません。
むしろ、ここからが始まりであると考えております。
アロマランプ華はシリーズ商品として様々なタイプに展開して
まいります。



無地タイプへの展開。
どんなインテリア空間にも調和するのがこのシンプルな無地
タイプの特長です。





絵付けタイプへの展開。
本体の製作とは別で絵付け専門の女性に依頼しております。





癒しの香りでは商品ごと、あるいは同じ商品でも部分により
製作するところは一所ではなく、多様です。
それぞれの製作における一流の専門分野の組み合わせからも
調和の美が生まれ、さらなる上質を実現しております。







京都で誕生したアロマランプ華をはじめ癒しの香りブランドは
今後も様々な形に展開し、より愛される商品に成長し続けて
まいります。








2008年4月

京都新聞に記事掲載

清水焼として初となるアロマランプということで
京都新聞社から注目いただき取材を受けました。








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